タイで多国間軍事演習 自衛隊が邦人保護・退避の訓練
タイで行われている多国間軍事演習で、自衛隊が海外で緊急事態に巻き込まれた日本人を保護し退避させる訓練を行いました。
田中純平記者
「退避のため、日本人が輸送機に乗りこみます。あたりは緊張感が漂っています」
訓練は、アメリカ軍やタイ軍などが参加する東南アジア最大規模の多国間軍事演習「コブラゴールド」の一環として、タイ中部・ラヨーンの海軍基地で行われました。政情不安の国から日本人を退避させる想定で行われ、日本大使館職員の家族などが参加しました。
去年までは新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して行われていましたが、今年はコロナ前の規模に戻ったということです。
台湾有事が起きた際の邦人退避に向けた体制整備も課題として指摘される中、自衛隊としては各国との連携をさらに強化していく方針です。