米軍、3万8000食分の食料投下 戦闘続くガザ地区上空から
アメリカ軍は2日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区に、上空から食料を投下したと発表しました。
アメリカ中央軍によりますと、米軍のC-130輸送機が2日、ガザ地区の沿岸部上空から3万8000食分の食料を投下しました。バイデン大統領は1日、支援物資の投下を行うことを明らかにしていました。国連は、ガザ地区の少なくとも57万6000人が飢餓寸前の状況にあるとしています。
こうした中、ロイター通信は複数の関係筋の話として、戦闘休止と人質解放に関する交渉が、3日にもエジプト・カイロで再開される可能性があると報じました。ただ、別の関係筋によりますと、イスラエルはハマスに人質の生存者リストなどを要求しており、対応次第では交渉に参加しないとしていて、不透明な情勢です。