×

日本が国連安保理で議長国に…ガザ地区の事態改善できるか焦点

2024年3月2日 8:12

国連の安全保障理事会で、日本が今月の議長国を務めます。パレスチナ自治区ガザ地区の人道危機の改善や事態の沈静化につなげられるかが焦点です。

日本は、去年1月から2年間の任期で非常任理事国として国連安保理のメンバーに加わっていて、今月の議長国を務めます。

イスラエル軍が攻撃を続けるガザ地区では、死者が3万人を超えたほか、人口の4分の1にあたる少なくとも57万6000人が飢餓寸前の状況にあるとされるなど、人道危機が悪化の一途をたどっています。

こうした中、安保理では理事国の間で「一時停戦」を求める決議案に関する交渉が続いていて、日本が議長国として理事国間の橋渡し役となり決議案を採択できるかが最大の焦点となります。

国連日本代表部・山﨑和之 国連大使
「我々は2つのことを求める。人道支援が提供できる環境の確保と人質の解放」

また、今月18日には「核軍縮・不拡散」をテーマにした閣僚級の会合を開く予定で、日本からは上川外務大臣が出席する見込みです。