転倒現場に「5分後に到着」…実際は「40分以上経過」?…前警察署長が“虚偽”報告か 韓国
韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)の事故で犠牲となった冨川芽生さんの葬儀が7日、北海道根室市で行われ、家族・友人らが最後の別れを告げました。
芽生さんの父・歩さんは、「こんなにつらいことがあるのか…」「娘を失った今、どうしようもないという気持ち…」と悲痛な胸の内を語りました。芽生さんに対しては、「本当にこんないい子が僕の娘だったのかな」「生まれてきてありがとう…」と語りかけました。
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事故から1週間が過ぎても悲しみが癒えぬ一方、市民の“怒りの矛先”は、政府や警察の対応に向けられています。
報告書では、“事故発生から約5分後に現場に駆けつけた”としていた、梨泰院を管轄する龍山(ヨンサン)警察署の前署長。しかし、事故から40分後の防犯カメラには、手を後ろに組んで、ゆっくり歩く姿が捉えられていました。実際に現場に到着したのは、事故から40分以上がたった午後11時ごろだといい、前署長が“虚偽”の報告をしていた可能性が出てきているといいます。
特別捜査本部は、職務放棄や業務上過失致死傷などの疑いで、前署長ら6人の捜査に着手しました。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、「責任がある人には、厳正にその責任を問う」と、警察改革の必要性に触れました。
※詳しくは動画をご覧ください。(11月7日放送『news zero』より)