【パリ五輪】日本でもおなじみの「アレ」が大人気で売り切れも…“熱波到来”のパリでサステナブルな暑さ対策
先週熱波が到来したフランス・パリ。連日30℃を上回る気温に加え、強い日ざしが照りつけ、厳しい暑さとなる日が続いています。先月30日には36℃を超え猛暑警報も出されました。パリ市内の駅では、外出時の暑さ対策を呼びかけ、無料で水が配られていました。
そんなパリで行われている4年に1度の祭典で、ある意外な光景が広がっています。
屋外競技も多く行われる中、会場周辺や客席で目にするのが日本でもおなじみの「扇子」。
今月4日に行われたテニス男子シングルス決勝では、客席の多くが日なたとなり、扇子をパタパタとあおぐ光景がそこかしこに見られました。
実は、大会公式グッズショップでも大会のロゴがあしらわれた扇子(5ユーロ=約800円)が販売されていて、人気の商品だといいます。
パリの観光名所、オペラ座近くにあるショップで話を聞くと、この店では毎日200本の扇子を搬入していて、熱波が到来した先月29日以降1日150本~200本売れ、売り切れとなる日も多いといいます。取材に行った当日(8月5日)も売り切れていました。
また、ルーブル美術館の近くにある店舗では、販売している21種類のグッズの中で一番の人気商品だといいます。
子どもが暑さに耐えきれず扇子を買ったというフランス人の家族は、開き方が分からず困惑しつつも、取材陣が開き方を教えてあげると満足げにあおいでいました。