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北朝鮮の人権状況を協議…6年ぶりに公開会合 国連安保理

2023年8月18日 5:44
北朝鮮の人権状況を協議…6年ぶりに公開会合 国連安保理

国連の安全保障理事会で17日、北朝鮮の人権状況を協議する公開会合がおよそ6年ぶりに開かれました。

ニューヨークの国連本部で開かれた安保理の会合には、2011年に脱北した28歳の男性も参加し、自らの経験を語りました。

脱北者「政府は私たちの血と汗を、指導者の裕福な生活とミサイルに使っている」

男性は、幼い頃から強制労働に従事させられたとした上で、自国民に対する犯罪をやめるよう北朝鮮に訴えました。会合では、各国から北朝鮮が核・ミサイル開発を優先して、自国民の人権を侵害しているとの批判が相次ぎました。

一方、中国とロシアはこの日も北朝鮮を擁護する姿勢を崩さず、安保理で北朝鮮の人権問題を扱うことに改めて反対しました。

会合終了後、日本やアメリカなど52か国は、「拉致問題を含む人権侵害や虐待は、安保理が注意を払うべき問題だ」と強調した上で、北朝鮮を非難する共同声明を発表しました。