アメリカや日本などは10日、国連の安全保障理事会で北朝鮮の人権状況を協議する公開会合の開催を要請したと発表しました。開催されれば、2017年以来です。

アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、今月17日に安保理で北朝鮮の人権に関する公開会合を開催するよう、日本や韓国と共に要請したと発表しました。

トーマスグリーンフィールド国連大使「我々は北朝鮮の人権侵害や違反が不法な大量破壊兵器や弾道ミサイル計画の推進を助長していることを知っている」

その上で、「安保理は金政権が自国民や日本・韓国を含む加盟国の人々に対して日々行っている虐待や犯罪に対処しなければならない」と述べ、会合開催の意義を強調しました。

安保理は2014年から毎年、北朝鮮の人権に関する会合を開催してきましたが、2018年以降は北朝鮮を擁護する中国とロシアの反対などにより実現できていません。