来年から非常任理事国に…石兼国連大使「安保理の橋渡し役を目指す」
国連の安全保障理事会の非常任理事国に来年から日本が加わるのを前に石兼公博・国連大使がNNNの取材に応じ、「分断する安保理の橋渡し役を目指す」と語りました。
日本は来年1月から2年間の任期で安保理の非常任理事国になります。選出されるのは国連加盟国で最多の12回目です。
安保理については、ウクライナ侵攻や北朝鮮の核ミサイル開発などをめぐり一致した対応が取れず機能不全が指摘される中、石兼大使は、「安保理の橋渡し役を目指す」と語りました。
国連日本代表部・石兼公博大使「大きな国の対立について、それに橋を架けるのはよく言われますが、言うことが非常に簡単ですけど、非常に難しいことだと思っています。日本の外交が積み上げてきた一貫性のもとに積み上げてきた信頼、これ(信頼)をもとに色んな国と語り合い、耳を傾けて着地点を探していきます」
日本は来月、安保理に非常任理事国として入ると同時に議長国を務めることになっていて、その外交手腕が問われることになります