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フェンシングW杯 男子フルーレ7年ぶり団体銀メダル 主将・松山恭助「自信になった」

2022年12月12日 12:41
フェンシングW杯 男子フルーレ7年ぶり団体銀メダル 主将・松山恭助「自信になった」
銀メダルを獲得した男子フルーレ日本代表
フェンシング高円宮杯ワールドカップ 最終日(東京、11日)

大会最終日の11日、男子フルーレ団体戦が行われ、日本からは松山恭助、敷根崇裕、鈴村健太、飯村一輝の4人がチームとして出場しました。

中国、香港を破り勝ち上がると、準決勝では世界ランキング1位のイタリアに45-30で勝利。決勝でアメリカに敗れましたが、2015年以来7年ぶりとなるワールドカップ団体銀メダルを獲得しました。

試合後、キャプテンの松山恭助選手は「最初から厳しい戦いだったが、みんなの意識にあったのは、最初から最後まで自分たちの実力をだすこと。1人ひとりが集中して戦えばこういう結果になると自信になった」と、うなずきました。

チーム最年少の18歳・飯村一輝選手は、準々決勝の香港戦に途中出場。日本が6点を追いかける劣勢の中、逆転に成功し、チームに流れを引き寄せました。「『背負い込む必要は無い。点数は気にせず、自分ができることを100%できれば、おのずと結果につながる』と日頃からコーチに言われている。それが体現できた試合だった」

全ての試合でアンカーを務め、イタリア戦では安定して点を重ねた敷根崇裕選手は「僕自身、イタリア(を相手に戦うこと)が得意。大量得点を取って、それをみんなに広げることができたら勝てると思っていた。それがかなった」と、コメント。

中国戦やアメリカ戦に出場した鈴村健太選手は「チームみんなで点を取って勝っていけたことがうれしかった。いい収穫を得られた大会だった」と、喜びました。

来年から始まるパリ五輪予選に向けて、松山選手は「今日の勝利はみんなで喜ぶが、次の戦いがすぐに始まる。個人でも団体でも、みんながいい状態でパリ五輪予選に入れることが一番。次も高望みせずに、自分たちの力を出すことだけに集中していきたい」と、落ち着いた表情で語りました。
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