◇第75回全日本フェンシング選手権大会 男子エペ(8日、駒沢オリンピック公園体育館）

フェンシングの全日本選手権予選が行われ、男子エペでは東京五輪団体金メダルの加納虹輝選手(24)が決勝進出しました。

加納選手は去年の全日本選手権の優勝者。11月に行われる決勝に勝利すれば大会2連覇となります。

予選プールで6試合中4勝2敗を喫し「出だしが良くなかった。一つは緊張、もう一つはしっかり練習してきたつもりだったが、練習不足な気持ちがあった」と話しました。

しかしトーナメントが始まると、加納選手は安定したプレーで次々と試合を勝ち抜き、準決勝まで駒を進めます。

準決勝は、同じ東京五輪団体金メダルメンバーの山田優選手(28)に15-10で勝利し。「1点も楽できない戦いだったが、競り勝つことができた」と試合を振り返りました。

決勝に向けての意気込みを聞かれると、「決勝の相手の坂本圭右選手(38)はスペックが高いし、手強い相手」と話すも、「流れは僕にあるので負けられない」と大会連覇への強い気持ちを表しました。