ロシアで気候変動問題などを担当していたプーチン政権の高官が辞任しました。ウクライナ侵攻への抗議とみられます。

辞任したのは、プーチン政権の高官、チュバイス大統領特別代表です。

チュバイス氏は、1990年代のエリツィン政権で大統領府長官などを務め2020年に気候変動問題などを担当する大統領特別代表に就任していました。

ペスコフ大統領報道官は23日、チュバイス氏について「彼は自発的に辞任した。国を去るかどうかは個人的な問題だ」と話しています。

欧米メディアは、チュバイス氏が、すでにロシアを出国したと伝えていて、辞任はウクライナ侵攻への抗議とみられています。

先月24日のウクライナ侵攻開始以降、プーチン政権高官の辞任が明らかになるのは初めてです。