銃の乱射事件相次ぐ 教会やスーパーで… アメリカ
米・カリフォルニア州の教会で銃撃事件が発生し、5人が病院に運ばれ、1人が死亡しました。また、ニューヨーク州のスーパーマーケットでも銃撃事件が発生し、10人が死亡、3人がケガをしました。
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アメリカ・カリフォルニア州の銃撃事件が起きた現場近くでは、複数のパトカーや救急車などが出動していました。
地元当局によると、15日、当時30人~40人ほどがいた教会で、男が銃を発砲しました。1人が死亡、5人が病院に運ばれ、うち4人が重体だということです。
その場で取り押さえられた男はアジア系の60代とみられ、地元当局が犯行の動機などを調べています。
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一方、ニューヨーク州でも14日、スーパーマーケットで銃の乱射事件が発生し、10人が死亡、3人がケガをしたということです。このうち11人は、黒人だったとしています。
警察は、容疑者として18歳の白人の男を拘束しました。地元メディアによると、男はカメラを所持し、犯行の様子をSNSで生配信していたということです。男は2021年6月にも、通っていた高校で銃撃を起こすと脅迫し、警察に拘束されたといいます。
今回の事件前、ネットに公開したとみられる犯行声明には、「アメリカは白人だけのものであるべき」といった人種差別的な内容が記されていたということです。
警察は人種差別に基づく憎悪犯罪、いわゆる「ヘイトクライム」として捜査をしています。