NY地下鉄“銃乱射” 逃亡の容疑者を逮捕…きっかけは「一本の電話」
アメリカ・ニューヨークの地下鉄の駅で12日、男が銃を乱射し23人がケガをした事件。容疑者の男は逃亡していましたが、13日、急展開を迎えます。きっかけは、一本の電話でした。
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ニューヨークの銃乱射事件で逮捕されたのは、フランク・ジェームズ容疑者(62)です。
ジェームズ容疑者は13日、警察署から出てくると、「なぜ、人々を撃ったんですか?」との記者の問いかけには答えず、ゆっくりと車に乗り込みました。
12日朝、ニューヨークの地下鉄を大混乱に陥れました。事件発生直後の映像には、煙が充満する車内から逃げる人々の姿が映っていました。ジェームズ容疑者は10人を撃ち、逃走したとみられています。
しかし、13日午後、急展開を迎えます。きっかけは、一本の電話でした。ジェームズ容疑者が自ら、「今、マクドナルドの近くにいるよ」と警察に通報したと、地元メディアが伝えています。
逮捕直前の容疑者を目撃した人は――
目撃者
「この男だと思ったんだ。周りの人に『彼から離れろ』と言った。何かするかもしれないと」
その後、駆けつけた警察によって逮捕されました。
この事件で、少なくとも23人がケガをしましたが、全員、命に別条はないということです。捜査当局は、ジェームズ容疑者を公共交通機関に対してテロ行為を行ったとして起訴する方針です。