ハワイで山火事による壊滅的な被害がでてから15日で1週間をむかえました。これまでに99人の死亡が確認されていますが、死者はさらに増えるとみられています。

マウイ島の山火事による死者は99人にのぼっています。壊滅的な被害を受けたラハイナで捜索が完了したのは、被災地域の25パーセントで、地元州知事はCNNの取材に、今後10日間で死者数が倍増する可能性があると答えています。

また、遺体の多くは高温の炎による損傷が激しく、これまでに身元が確認できたのは3人にとどまっています。地元警察トップはあらためて、行方不明者の親族にDNAサンプルの提供を呼びかけています。

こうした中、バイデン大統領は15日、「必要なあらゆる支援を届ける」と強調し、復旧活動の妨げにならない適切な時期に、できるだけ早く現地を訪問する考えを示しました。