米「相互関税」第2弾を発動 日本に24%、中国には104%
アメリカのトランプ政権は「相互関税」の第2弾を日本時間の9日午後1時1分、発動しました。日本には24%、中国には104%の関税が課されます。
トランプ政権は日本時間の9日午後1時1分、「相互関税」のうち、貿易赤字が大きいおよそ60の国や地域を対象とした上乗せ分の関税を発動しました。
日本への関税は24%に引き上げられます。
中国への関税は当初34%の上乗せでしたが、中国が報復措置を発表したことを受け、さらに50%を上乗せしました。
トランプ大統領
「中国製品への104%の追加関税が9日から課され、彼らが私たちと合意するまで課されるのだ」
中国への税率はあわせて104%となります。さらにトランプ氏は8日、医薬品に対する大規模な関税を近く発表すると明らかにしました。
トランプ政権は、関税について各国と個別に交渉する方針で、およそ70カ国が交渉を申し入れています。
日本との交渉を担当するUSTR=アメリカ通商代表部のグリア代表は8日、日本に対し農産物や工業製品の輸出拡大を求めていく考えを示しました。