北朝鮮、弾道ミサイル発射「最も強い言葉で非難」日米など11か国
北朝鮮による先月27日の弾道ミサイル発射を受け、国連の安全保障理事会は今年4度目となる緊急会合を開きました。会合後、アメリカや日本など11か国は、「最も強い言葉で非難する」との共同声明を出しました。
国連安保理は先月28日、北朝鮮が前日に弾道ミサイル1発を発射したことをめぐり、非公開の緊急会合を開きました。
安保理としては、この日の会合でも一致した対応をとることはできませんでしたが、会合終了後、アメリカやイギリスなど安保理理事国のうちの7か国と日本や韓国などの合わせて11か国は、「最も強い言葉で非難する」との共同声明を出しました。
声明では、今回のミサイル発射について、「複数の安保理決議に明確に違反する」と指摘した上で、北朝鮮に対し、「世界の平和と安全を促すために外交の道を選ぶことを強く求める」と訴えました。
北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、安保理では、アメリカが制裁の強化を求めているのに対し、中国とロシアは制裁の緩和を主張するなど、安保理としての足並みがそろわず機能不全に陥っています。