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米中首脳が会談 習主席“台湾問題はレッドライン” 露については双方が「核戦争は絶対にあってはならない」

2022年11月14日 23:55
米中首脳が会談 習主席“台湾問題はレッドライン” 露については双方が「核戦争は絶対にあってはならない」

14日、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席が、米中両国のトップになって初めて、直接、顔を合わせました。会談が行われたインドネシアから、最新情報を伝えてもらいます。

会談は休憩を挟んでおよそ2時間半行われ、今から1時間半ほど前に終了しました。

報道陣に公開された会談冒頭、両首脳は笑顔も見せながら握手し、冷え込んだ米中関係の改善に意欲をみせました。

バイデン大統領「我々は米中両国の違いを乗り越え、競争が衝突に発展することを避ける責任を共有している」

習近平国家主席「我々は中米関係の正しい発展の方向を見つけ、中米関係の向上を推進すべきだ」

アメリカ側の発表によりますと、会談で両首脳は、気候変動対策や食糧安全保障などの分野で協力するために、高官レベルの協議を進めることや、首脳会談の議題を継続協議するために、ブリンケン国務長官が中国を訪問することで合意したということです。

一方でバイデン大統領は、台湾への軍事的圧力を強める中国を、台湾海峡の平和と安定を損ない、世界の繁栄を危うくしていると批判したということです。

これに対し、中国側の発表によりますと、習主席は、台湾問題は「核心的利益の中でも核心だ」「越えてはならないレッドラインだ」と述べ、譲歩しない考えを強調したということです。

一方で、ウクライナ侵攻を続けるロシアについてですが、米中双方が、「核戦争は絶対にあってはならず、核戦争に勝者はいない」とあらためて確認したということです。