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初の対面での米中首脳会談 両首脳“関係の改善”意欲示す

2022年11月14日 21:49
初の対面での米中首脳会談 両首脳“関係の改善”意欲示す

アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席による初の対面の首脳会談が14日、インドネシアのバリ島で行われ、両首脳は冒頭、米中関係の改善に意欲を示しました。

会談の冒頭、バイデン大統領と習主席は歩み寄って握手を交わし、双方に笑顔も見られました。

バイデン大統領「我々は、米中両国の違いを乗り越え、競争が衝突に発展することを避ける責任を共有している」

バイデン大統領は、「両国の意思疎通の手段を維持する」と述べ、今後も米中両国の対話を続けていく考えを示しました。

その上で、気候変動や食料安全保障などの問題で、中国に協力を呼びかけました。

これに対し習主席も米中関係の改善に取り組む考えを示しました。

習近平国家主席「我々は中米関係の正しい発展の方向を見つけ、中米関係の向上を推進すべきだ」

習主席は、「現在の中米関係の状況は、両国と国民の利益に合致しておらず、国際社会の期待にも応えていない」と指摘し、「我々は二つの大国のリーダーとして、かじ取りの役割を果たすべきだ」と応じました。

会談では台湾情勢をめぐり、台湾統一に意欲を見せる習主席にバイデン大統領がどのように緊張緩和を求めるかが焦点です。