バイデン大統領「意思疎通の手段を維持していく」“初の対面”米中首脳会談始まる
アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の、初めての対面での首脳会談がさきほどからインドネシアのバリ島で始まりました。現地から中継です。
会談はホテルで日本時間午後6時半過ぎに始まりました。両国の国旗が並ぶ中、両首脳が歩みよって握手をかわし、笑顔も見られました。
そしてさきほどから冒頭発言が始まり、バイデン大統領は「対面式で会えるのはすばらしい。意思疎通の手段を維持していく」などと述べました。
会談の最大の焦点は、8月のペロシ下院議長の台湾訪問以降、途絶えている両国の意思疎通を、どこまで正常化できるかです。
バイデン大統領は会談前、お互いが考える「越えてはならない一線=レッドライン」がどこにあるのかを確認したいと語っています。
特に台湾情勢をめぐり、両国の対立が偶発的な衝突に発展しないよう、率直な話しあいでどこまで緊張を緩和できるかが大きなポイントになります。
また会談では、ウクライナ情勢や北朝鮮への対応、気候変動対策なども協議される見通しです。
アメリカ政府高官は、会談は少人数で行われ、少なくとも2時間ほどかかる見通しだとしています。会談後には、バイデン大統領が会見を行う予定です。