ラマダン期間中の即時停戦求める決議を採択 国連安保理
パレスチナ自治区ガザ地区の情勢をめぐり、国連の安全保障理事会は25日、イスラム教の断食月・ラマダン期間中の「即時停戦」を求める決議を採択しました。
採択された安保理決議は日本など非常任理事国10か国が共同提案したもので、イスラム教の断食月・ラマダン期間中の即時停戦を求めるものです。今後の長期的な停戦も視野に入れ、人質を即時に無条件解放することなども盛り込まれています。
25日に行われた国連の安全保障理事会の採決では、15か国のうち日本を含む中国・ロシア・イギリスなど14か国が賛成し、拒否権を持つアメリカは棄権しました。
イスラエルとハマスの衝突をめぐっては、国連安保理はこれまで、「戦闘の一時停止」や「人道支援拡大」についての決議を採択していますが、「即時停戦」を求める採択は初めてです。