新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.5」などに対応したファイザー社の追加接種用ワクチンについて、従来型と比べて4倍の効果があるとする結果が発表されました。

ファイザー社などは4日、オミクロン株の「BA.4」と「BA.5」に対応した追加接種用ワクチンの臨床試験のデータを発表しました。

それによりますと、従来型のワクチンを追加接種した人よりも、BA.4とBA.5に対する抗体の量の増え方が大きく、特に55歳以上の場合はおよそ4倍になることが確認されたということです。安全性も変わらなかったとしています。

このワクチンは、オミクロン株の感染拡大が懸念される中、アメリカなどで9月からすでに緊急使用が始まっていますが、どの程度効果があるのか、これまで具体的なデータが得られていませんでした。