米トランプ氏側近が語る“今後の陣営戦略”
アメリカのトランプ前大統領の側近、ジェイソン・ミラー元顧問がNNNの取材に応じ、2024年の次期大統領選挙に向けた陣営の戦略を語りました。
ジェイソン・ミラー氏は2020年の大統領選でトランプ陣営の上級顧問を務め、今もトランプ氏と頻繁に連絡を取り合うという側近です。
ミラー氏は、トランプ氏が早ければ今年11月の中間選挙の後に、次期大統領選挙への出馬を表明するとの見通しを示しました。
トランプ前大統領の側近 ジェイソン・ミラー元顧問
「トランプ氏は次の大統領選に出馬するでしょう。出馬表明は(中間選挙後の)2022年末か、2023年初めまではしない」
一方でミラー氏は、「今後1年の間にはさまざまなことが起こりうる。トランプ氏は決断したら振り返ることなく進めるようにしておきたい」とも述べ、トランプ氏が体調面などを見極めながら、ぎりぎりまで出馬するかを慎重に検討する可能性も示唆しました。
また、11月の中間選挙では、「『トランプ』という名前が投票用紙にない選挙でも、トランプ支持者にしっかり投票してもらうことが重要だ。そうすれば、上下両院の過半数を取り戻し、2024年に向けてより良い状況になる」と指摘しました。
ミラー氏は現在、トランプ支持者らも多用するソーシャルメディア「GETTR(ゲッター)」のCEOを務めています。トランプ氏も、新たなソーシャルメディア「TRUTHSocial(トゥルース・ソーシャル)」の立ち上げを発表していますが、ミラー氏は、両者は「友好的なライバルだ」として、「TwitterやFacebookなどから離れた人たちを獲得することが重要だ」と強調しました。