中国 “ロックダウンで死産”関係者を処分
新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウンが行われている中国の西安市で、妊娠中の女性が病院に入れず死産したとして、関係者が処分されました。
西安市では先月からロックダウンが行われていますが、今月1日、妊娠8か月の女性が市内の病院に搬送された後、病院の外で約2時間待たされ、死産する事故が発生しました。
これを受けて、市の当局が6日に会見し、ロックダウンに際して「医療機関へのアクセスが不十分だった」として謝罪しました。また、院長ら関係者に対する停職や免職などの処分も発表されました。
西安市では厳しいロックダウンによる食料不足などが起きており、市民の不満もくすぶっています。こうした中、この問題がさらなる当局批判につながることを恐れ、関係者の処分などに踏み切ったとみられます。