北朝鮮が飛翔体を発射 韓国軍が発表
韓国軍は14日午後、北朝鮮が東に向けて飛翔体を発射したと発表しました。飛翔体の種類や飛行距離など、詳しい情報は明らかになっていません。
北朝鮮による飛翔体の発射は、ことし1月11日以来です。このときは金正恩総書記立ち会いのもと極超音速ミサイルの最終発射実験を行い、変則的な軌道で1000キロ先の標的に命中したと主張しました。日本や韓国は最大速度マッハ10前後だったと分析しています。
発射に立ち会った金総書記は「軍事力を質・量ともに持続的に強化して我が軍の近代性を向上させるための闘いに拍車をかけるべき」と述べ、兵器開発を引き続き強化する方針を示しています。
また北朝鮮外務省の報道官は14日朝、談話を発表し、ミサイルの発射実験を正当化、アメリカによる新たな制裁措置について「強力に反応せざるを得ない」と警告していました。
北朝鮮は、ことし1月に2度、極超音速ミサイルを発射しているほかにも、去年は列車を利用したミサイルや新型のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを相次いで発射していて、ミサイルの多様化を進めています。