北朝鮮から“弾道ミサイル”異例の頻度
日本政府は17日朝、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表しました。韓国軍は日本海に向けて発射されたとしています。ソウルから中継です。
北朝鮮の飛翔体の発射はこの2週間ですでに4回目で、異例とも言える頻度で繰り返されています。韓国軍は午前9時前、北朝鮮が日本海に向けて未詳の飛翔体を発射したと発表しました。
日本の海上保安庁は弾道ミサイルの可能性があるものが発射され、「すでに落下したものとみられる」としています。飛距離など詳細はまだ明らかになっていません。
北朝鮮による飛翔体の発射は、先週14日(金)以来です。このときは鉄道機動ミサイル部隊の射撃訓練として北西部の平安北道から2発の戦術誘導弾を発射し、日本海上に設定された目標を打撃した、と伝えています。
北朝鮮は年明け5日と11日にも極超音速ミサイルの発射実験を実施。11日の発射に立ち会った金正恩総書記は「軍事力を質・量ともに持続的に強化し、我が軍の近代性を向上させる」と兵器開発を引き続き強化する方針を示しています。
相次ぐミサイルの発射によってアメリカによる新たな制裁措置に反発するとともに、軍事力を誇示する狙いがあるものとみられ、今後も発射が続く可能性があります。