×

北朝鮮が発射 中国との貿易再開の動きも

2022年1月17日 11:46

韓国軍は北朝鮮が17日朝、弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を発射したと発表しました。ソウルから中継です。

北朝鮮の飛翔体の発射はこの2週間ですでに4回目で、異例とも言える頻度で繰り返されています。

韓国軍は午前9時前、北朝鮮が平壌の順安飛行場一帯から東に向けて弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を発射したと発表しました。

岸防衛相は最高高度50キロ程度、通常の弾道軌道であればおよそ300キロ飛翔し、北朝鮮の東海岸付近に落下したと明らかにしました。

北朝鮮の飛翔体の発射は、先週14日以来で、このときは列車を利用して2発の戦術誘導弾を発射。その前にも2回、極超音速ミサイルの発射実験を行い、11日の発射に立ち会った金正恩総書記は、兵器開発を引き続き強化する方針を示していました。

一方で北朝鮮は新型コロナウイルス対策として2年前から国境を封鎖していましたが、中国との陸路での貿易を再開する動きも出ています。

中朝貿易関係者によりますと16日、北朝鮮から貨物列車が国境の橋を越えて中国側に到着。17日朝、再び北朝鮮側に戻ったということです。

来月の金正日総書記の生誕80年や4月の金日成主席の生誕110年の節目を控え必要な物資を運ぶものとみられ、硬軟織り交ぜて国威発揚に向けた動きが続く可能性もあります。