飲み薬オミクロンにも効く ファイザー研究
アメリカの製薬大手ファイザーは18日、新型コロナウイルスの飲み薬について、オミクロン株にも有効である可能性が高いとする研究結果を発表しました。
ファイザーは18日、新型ウイルスの飲み薬「パクスロビド」について、オミクロン株に対する有効性を調べる複数の初期段階の研究結果を公表しました。研究室で行われた実験では、飲み薬はオミクロン株に対しても他の変異株と同様にウイルスの増殖に必要な酵素の働きを阻害することなどが確認されたということです。
この薬は、オミクロン株が蔓延する前に行われた臨床試験で、発症後5日以内に服用すると入院や死亡のリスクを88パーセント減少させることが確認されています。
ファイザーは今月14日、厚生労働省に「パクスロビド」の承認を申請していて、承認されれば、日本国内で2つ目の新型ウイルスの飲み薬となります。