トンガ火山噴火「国民の8割以上が被害」
南太平洋の島国トンガで火山の大規模噴火が起きてから22日で1週間です。各国の支援が本格化するなか、トンガ政府が声明を発表し、国民の8割以上が火山灰や津波の被害を受けたと明らかにしました。
今月15日に海底火山の大規模な噴火が起きたトンガでは21日、およそ250トンの水を積んだニュージーランド海軍の船が到着しました。船には海水を淡水化する装置も積まれていて、1日およそ70トンの真水を供給できるとしています。
また、防衛省によりますと、日本の自衛隊機も現地に到着し、飲用水およそ3トンを届けたということです。
こうしたなか、トンガ政府が声明を発表し、「降灰と津波で国民のおよそ84パーセントに被害が及んだと推定される」と明らかにしました。
現在では一部の国際電話が復旧したものの、いまだに島と島との連絡は困難だということです。
また、「水が最も必要とされている」として、およそ6万リットルの水を配給したとしていて、「国際社会の援助に心から感謝します」と述べています。