トンガ大規模噴火 衛星写真を公開
南太平洋の島国トンガの大規模な噴火について、国連の関係機関が現地の状況をとらえた衛星写真を公開しました。
国連衛星センターが16日に撮影した衛星写真の噴火後の写真では、海底火山の周辺の陸地がほぼ消えてしまっています。
首都にある空港は、津波による浸水があったとみられ、滑走路の白線が見えなくなっている他、いたるところで火山灰が降り注いだとみられる状況が確認できます。
一方、大規模噴火の前の14日にトンガ当局が撮影した映像には、火山から噴煙があがる様子がうつっています。
今回の噴火による津波では、トンガに住むイギリス人女性ひとりが津波に巻き込まれて亡くなったことがわかりました。
現地では通信が困難な状態が続いていて、依然として被害の全容は明らかになっていません。