金正恩総書記の“娘”再び公開 軍の記念日祝う宴会に登場 北朝鮮
8日に北朝鮮の朝鮮中央テレビが公開した写真には金正恩総書記と娘の姿がありました。2022年11月以来、娘の姿が公開されたのは今回が3度目です。
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北朝鮮の国営テレビ「朝鮮中央テレビ」が8日、朝鮮人民軍の創建75年を記念する宴会の様子を放送しました。
金正恩総書記の隣には女の子の姿がありました。李雪主夫人も近くに映っていますが、金総書記と手をつないで会場を訪れるなど、ちょう愛する様子がうかがえます。女の子は金総書記の第2子、娘の「キム・ジュエ」とみられています。
娘の姿が公開されたのは今回で3度目です。
1回目は2022年11月。新型大陸間弾道ミサイル「火星17」の発射実験を金総書記とともに見守る様子が放送されました。
2回目はそれからおよそ1週間後。「火星17」の開発に携わった科学者や兵士らとの記念撮影に参加した時の様子が公開されました。
そして今回、娘の呼称にも変化がありました。これまでは「愛するお子様」、「尊いお子様」としてきましたが、今回は「尊敬するお子様」と呼ばれたのです。
また、演説で金総書記は「この地の永遠の平和のため、子孫のために、偉大で絶対的な力を育てた」と軍の幹部らを鼓舞しました。娘を同行させることで核・ミサイルなどの戦力強化が子孫繁栄のために必要だと強調する狙いもあるものとみられます。