停戦交渉始まる一方で…ガザ地区の死者4万人超える
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、仲介国のカタールで15日、人質の解放を伴う停戦に向けた交渉が始まりました。
イスラエル軍とハマスは、パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘を続けていて、交渉を仲介しているカタールの首都ドーハで、15日、人質の解放を伴う停戦に向け、2日間にわたる交渉が始まりました。
イスラエルメディアは、停戦の条件をめぐって「両者にはまだ溝がある」と報じるなど、合意に達するかは不透明な一方、仲介するアメリカ側は、「いくつかの点で溝が埋まってきている」としていて、停戦に向けて注力する構えです。
こうした中、テルアビブでは、ガザ地区に拘束されている人質の家族らの団体が、デモ行進を行いました。
今もおよそ110人の人質が拘束されていて、家族らは「これが解放の最後のチャンスだ」として、早期の交渉の合意を求めています。
一方、ガザ地区では、イスラエル軍の攻撃で生まれたばかりの双子とその母親が死亡するなど、民間人の犠牲も増え続けています。
ガザ地区の保健省は、15日、これまでの死者数が4万人を超えたと発表しました。