北朝鮮の金正恩総書記は、軍事偵察衛星が完成したとして、計画された期間内に打ち上げるための最終準備を急ぐよう指示しました。

朝鮮中央テレビは、金正恩総書記が18日、国家宇宙開発局を視察したと報じました。ジュエ氏とみられる娘も確認できます。

金総書記は、軍事偵察衛星1号機が今月の時点で完成したとして、計画された期間内に打ち上げるための最終準備を急ぐよう指示しました。人工衛星を打ち上げるために、事実上の長距離弾道ミサイルを使用するものとみられます。具体的な発射日時については明らかにしていませんが、去年12月の時点では今月までに発射準備を終えると表明していました。

金総書記は衛星の意義について、アメリカが原子力空母などを「朝鮮半島に常時配置のレベルで展開している」と主張し、「軍事偵察衛星の保有がエスカレートするアメリカと韓国の軍事的威嚇から国家の安全と領土を守る」と強調しました。