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地上部隊のガザ侵攻は? イスラエル軍、ハマスとの大規模戦闘へ予備役30万人を招集 報道官“ガザに接する全地域の支配権を取り戻した”

2023年10月9日 21:01

パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」とイスラエルによる激しい応酬による死者は双方あわせておよそ1200人にのぼっていて、事態がさらに悪化する懸念もでています。

ハマスが7日におこなった大規模攻撃への報復として、イスラエルは、ガザにあるハマスの拠点などへの空爆や、ハマスの戦闘員の掃討作戦を続けています。ハマス側も断続的にイスラエルにロケット弾を撃ち込んでいて、イスラエル側は、これまでにおよそ700人が死亡したとしています。一方、パレスチナ側の保健当局は、これまでに493人が死亡したとしていて、双方の死者はおよそ1200人にのぼっています。

ハマスは女性や子どもなども人質にとっていて、イスラエルのメディアは、ハマスと別の武装組織がおよそ130人を人質にとり、中には軍の高官もいると主張していると伝えています。

こうした中、バイデン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と8日、電話会談し、追加の軍事支援を行うと伝えました。

また、地元メディアは、イスラエル軍の報道官がガザ地区に接しているすべての地域の支配権を取り戻した、と報じています。

イスラエル軍はハマスとの大規模戦闘に向け、過去最高となる30万人の予備役を招集したことを明らかにしていて、地上部隊がガザに侵攻するかどうかが焦点となっています。