乗客が不審な行動、戦闘機の先導で引き返す
アメリカ・オレゴン州で6日、乗客が不審な行動をとったため、航空機が軍の戦闘機に先導されて空港に引き返すという騒ぎがあった。
騒ぎがあったのは、乗客・乗員計241人を乗せたオレゴン州ポートランド発ハワイ行きの「ハワイアン航空」機。乗客の男性が手荷物をしまうことを拒否し、乗務員に対して脅すような言葉を吐いたことから、機長が空港に引き返すことを決め、さらに米軍のF15戦闘機が着陸まで先導する事態となった。航空機は無事着陸した。
捜査当局は男性の身柄を拘束し、取り調べたが、テロ組織との関係はなく、機内に爆発物なども発見されなかったことから、既に釈放している。
アメリカでは、先月に起きた航空機爆破テロ未遂事件以降、厳しい警備態勢が敷かれている。