日本と中国が共同開発することで合意した東シナ海のガス田について、中国外務省は「１７日に行われた日中外相会談の場で、楊潔チ外相が『主権は中国にある』と強調した」と明らかにした。

　１７日に行われた日中外相会談で、岡田外相は東シナ海のガス田「白樺」について、共同開発で合意した内容を実質的に進展させるよう強く求めた上で、「合意に反することがあればしかるべき措置を取る」と忠告した。

　この会談について中国外務省は１８日夜に談話を発表し、「楊外相は、会談で『このガス田の主権は中国にある』と強調した」として、日本側の主張に反論していたことを明らかにした。中国政府として、ガス田の主権をめぐる問題で譲歩しない姿勢をあらためて強調したものとみられる。

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