中国国防省、米軍との相互訪問中止を決定
アメリカが台湾へ武器を売却する方針であることを表明した。これを受け、中国国防省は中国とアメリカの軍が予定していた相互訪問を中止することを決めた。
アメリカ国防総省は29日、台湾に対し、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や軍用ヘリコプター「ブラックホーク」などの武器を売却する方針を発表した。総額は5800億円に上る。今後、議会での審議を経て正式に決まれば、オバマ政権では初めての売却となる。
これを受け、中国外務省はアメリカの駐中国大使に抗議し、「強烈な憤慨」を伝えた。また、国営・新華社によると、中国国防省は30日、「台湾への武器売却がもたらす重大な危険性と悪影響をふまえ」として、中国とアメリカの軍が予定していた相互訪問を中止することを決めた。