×

韓国哨戒艦が沈没「北の攻撃の可能性低い」

2010年3月27日 8:14

 朝鮮半島西側の黄海で、韓国海軍の哨戒艦が沈没した。韓国政府は、北朝鮮の攻撃による可能性は低いという見方を示している。

 26日午後9時45分ごろ、黄海周辺で警備活動を行っていた韓国軍の哨戒艦の船底に大きな穴が開き、27日未明に沈没した。この哨戒艦には104人が乗っていたが、これまでに58人が救助された。少なくとも数人がケガをし、手当てを受けている。

 韓国政府は安全保障に関係する閣僚を緊急招集したが、韓国政府の関係者は、哨戒艦が大破した海域が北朝鮮との海の軍事境界線からはかなり離れていることを明らかにし、「北朝鮮の攻撃によって破損した可能性は低い」という見方を示した。

 韓国軍は「北朝鮮軍に特別に変わった動きはない」と話していて、原因を詳しく調べることにしている。