米ツイッター社、買収撤回表明のイーロン・マスク氏を提訴
アメリカのツイッター社は12日、買収を撤回すると表明した起業家のイーロン・マスク氏に対し、契約の解除はできないとして買収を実行するよう求め裁判を起こしました。
マスク氏は日本円で約6兆円でツイッター社の買収に合意していましたが、今月8日、買収を撤回すると通知しました。
これに対し、訴状によりますと、ツイッター社は合意した価格や条件での買収取引の実行をマスク氏に強制するよう求めています。
買収の撤回にあたり、マスク氏はツイッター社が全ユーザーの5%未満とした偽アカウントなどの数を裏付ける情報提供に十分に応じなかったと主張しましたが、ツイッター社は情報提供に応じ、「買収契約の義務を果たしてきた」と主張しました。
そのうえで、「ツイッター社や株主に対する義務を拒否している」と非難しています。