安倍元首相死去 米バイデン氏「怒りと深い悲しみ」、オバマ氏「衝撃と悲しみを覚えている」
8日、安倍元総理が銃撃され死去しました。世界にも衝撃が広がっています。アメリカ・ワシントンから中継です。
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安倍元総理は、ここワシントンを何度も訪れ、アメリカ議会でも演説するなど非常によく知られた存在です。アメリカメディアも銃撃の一報以降、夜通し状況を伝え続けています。
そして先ほど、バイデン大統領が声明を出しました。
「私の友人である安倍晋三元総理が選挙活動中に銃撃され、殺害されたというニュースに唖然とし、怒りと深い悲しみを覚えている。これは日本にとって、そして彼を知るすべての人々にとって悲劇だ」としています。
また、日米のトップとして、広島と真珠湾の訪問を実現したオバマ元大統領が声明を出しました。
「私の友人であり、長年のパートナーであった安倍晋三氏が日本で暗殺されたことに、衝撃と悲しみを覚えている」「広島と真珠湾を一緒に訪れた感動的な経験を私はずっと忘れないだろう」としています。
また、安倍元総理といえば、何と言ってもトランプ前大統領との蜜月関係です。そのトランプ氏は、一報の後、そして死去が確認された後もメッセージを相次いで発信しています。
「世界にとって本当に悪いニュースだ。日本の元総理、安倍晋三が亡くなった。彼は暗殺された」「いかに偉大な人物であり、リーダーであったか、歴史がそれを教えてくれるだろう」などと追悼しています。
一方、アメリカでもよく知られた存在だけに、市民の間にも衝撃が広がっています。
ワシントン市民「よく知られた人物なので、非常に残念で悲劇的なことが起きてしまった」
ニューヨーク市民「衝撃です。驚きました。こんなことは日本では耳にしないので」
ワシントンポストは、「銃規制が世界で最も厳しく銃犯罪がまれな日本に衝撃を与えている」とも伝えていて、銃乱射事件が相次ぐアメリカでは、こうした視点でも衝撃が広がっています。