米“銃規制強化法”成立 バイデン氏が演説 ヤジに同調する一幕も
アメリカで28年ぶりに銃規制を強化する法律が成立したことを受け、ホワイトハウスで記念行事が開かれました。バイデン大統領の演説の途中、さらなる規制強化を迫る野次が飛び、大統領が同調する一幕もありました。
銃規制を強化する法律の成立を記念した行事には、過去の銃乱射事件の遺族らも含め、およそ1000人が出席しました。
先月、成立した法律では、21歳未満の購入者に対する審査の厳格化などが盛りこまれましたが、殺傷能力が高い銃の販売禁止など抜本的な規制強化は見送られました。
この日、バイデン氏の演説中、遺族から「もっとやれることがあったはずだ」と野次が飛び、バイデン氏が同調する一幕もありました。
バイデン大統領「彼の話も聞こう。なぜなら、この法律が進展なのは間違いないが、もっとやるべきこともある」
バイデン大統領は、アメリカ国内で年間4万人以上が銃で死亡している統計を紹介し、「これが本当にアメリカなのか。どうしてこんな事になってしまったのか」と訴え、さらなる銃規制強化が必要との認識を改めて示しました。