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目撃者「まるで戦場」 屋上から無差別に発砲か…独立記念日に銃乱射で6人死亡 アメリカ

2022年7月5日 18:15

アメリカで独立記念日を祝うパレードの最中に、銃の乱射事件が発生し、6人が死亡しました。男が屋上から無差別に発砲したものとみられ、NBCは少なくとも6人が死亡、38人がケガをしたと伝えています。警察はその後、行方を追っていた重要参考人の22歳の男を拘束したと発表しました。事件の目撃者は、私たちの取材に「まるで戦場だった」と語っています。

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銃乱射事件から半日以上がたちました。

橋本雅之記者
「事件が起きた通りです。パレードの最中の銃の乱射ということで、こうして歩道には見物客らのいすや、小さな子供たちの自転車が残されたままになっています。突然の事件に逃げ惑う当時の人々の様子がうかがえます」

――何発銃声を聞いた?

現場にいた人
「たぶん20発か、30発です」

「まるで戦場だった。人々は倒れ血を流し、体の一部や骨が…。男性を助けようとしたが、亡くなってしまったと思う」

事件があったのは、アメリカ・イリノイ州の北部の町「ハイランドパーク」です。アメリカの独立記念日を祝うパレードが行われている最中に、男が銃を乱射しました。事件の様子を記録した映像を見てみると、銃声が鳴り響き、多くの人が逃げ惑う様子が見られ、悲鳴も上がるなど現場が騒然としているのが確認できます。

警察によると、男は屋上から無差別に発砲したものとみられ、NBCは少なくとも6人が死亡、38人がケガをしたと伝えています。現場からはライフルが発見されたということです。

警察はその後、行方を追っていた重要参考人の22歳の男を拘束したと発表しました。拘束の瞬間を捉えたとみられる映像には、車からでてきた男が両手をあげ、銃を構えた警察官の指示に従い、うつぶせになる様子が映っていて、抵抗する様子はありませんでした。

独立記念日を祝うイベントに出席したバイデン大統領は、繰り返される事件に銃規制の強化を改めて訴えています。