×

韓国哨戒艦、北朝鮮の魚雷攻撃で沈没

2010年5月20日 10:16

 今年3月に沈没した韓国軍の哨戒艦について、原因を調べていた韓国の合同調査団は20日、「北朝鮮の魚雷攻撃によって沈没した」という調査結果を発表した。

 韓国軍と民間、アメリカなど外国の専門家も加わった合同調査団が、引き揚げた哨戒艦や付近海域の残留物を詳しく調べた結果、魚雷を推進させるためのスクリューの一部などが発見された。部品は北朝鮮が所有する魚雷と一致し、破片にハングルで「1番」と表記されているのが確認された。これは韓国軍のやり方とは異なり、北朝鮮の表記方法と一致するという。

 こうしたことなどから、調査団は「哨戒艦は魚雷による水中爆発で船体を切断されて沈没した」「武器は、北朝鮮が製造した高性能爆薬250キログラム規模の魚雷と確認された」と結論づけた。

 事件が起きた3月26日の2~3日前には、北朝鮮の小型潜水艇などが基地から出航し、哨戒艦沈没の2~3日後に戻ったことも確認された。