MERS、警戒態勢維持すべき~合同調査団
MERS(=中東呼吸器症候群)の感染が広がっている韓国で、WHO(=世界保健機関)と韓国政府の合同調査団が会見し、今後も感染者の数は増えることが予想されるとして警戒態勢を維持すべきだと指摘した。
WHOと韓国政府の合同調査団は13日、会見で感染の拡大を防ぐ措置は効果を発揮しているものの、今後も感染者の数は増加が予想されると述べた。その上で、韓国政府が警戒態勢を維持するよう求めた。
共同調査団・韓国側団長「完全終息を宣言するには時間がかかると予測される」
また、初期段階では病院側の警戒が不十分で予防措置に問題があったと指摘。政府側も速やかな情報公開を行うべきだったとしている。
一方、韓国の保健福祉省によるとMERSの感染者は138人となり、病院外での感染者1人が初めて確認された。また、感染者のうち死亡者は14人となっている。