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米・イスラエル両首脳、関係改善をアピール

2010年7月7日 11:22

 パレスチナ自治区への入植拡大計画などを受けて関係が冷え込んでいたアメリカとイスラエルの首脳が6日、アメリカ・ワシントンで会談を行い、関係改善をアピールした。

 両国の関係は、アメリカの圧力にもかかわらず、イスラエルがパレスチナ自治区・ヨルダン川西岸への入植拡大計画を発表したことやガザ地区向けの支援船を襲撃したことなどを受け、冷え込んでいた。

 しかし、会談終了後、アメリカ・オバマ大統領は「私は大統領就任前に、彼(イスラエル・ネタニヤフ首相)に会った時から、彼を信頼している」、ネタニヤフ首相は「オバマ大統領が言った通り、両国のきずなは壊すことができない。それを今日、あなたたちに確約できる」と述べ、関係改善をアピールした。

 また、停滞している中東和平交渉については、イスラエルとパレスチナ自治政府の直接交渉を早期に再開することで一致したが、パレスチナ側は歩み寄りの姿勢を見せておらず、難航が予想される。