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オバマ大統領 中間選挙に向け成果アピール

2014年11月1日 22:03

 アメリカのオバマ大統領は週末恒例の国民向け演説で、好調な雇用情勢をアピール、4日に行われる中間選挙に向け、女性の労働環境の改善に取り組む姿勢を強調した。

 オバマ大統領「55か月で1030万人の雇用を創出した。失業率は過去6年間で初めて6%を下回った」

 オバマ大統領は演説の多くを女性の労働環境について割き、同一労働・同一賃金の原則や、最低賃金の引き上げ、妊娠や育児による不利益の解消などについて、「共に取り組もう」と国民に繰り返し呼びかけた。

 4日に行われる中間選挙では、与党民主党が議会下院に続き上院でも過半数を維持できない恐れが指摘されている。劣勢にあるオバマ大統領の演説は、堅調な経済状況をアピールしつつ、働く女性票の掘り起こしを狙ったものとなった。