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韓国・李明博大統領、菅首相談話を評価

2010年8月15日 16:22

 65回目の「終戦の日」の15日、韓国・ソウルでは、日本の植民地支配からの解放を祝う式典が開かれた。李明博大統領は、菅直人首相が日韓併合100年に際して植民地支配を謝罪した談話を評価し、新たな日韓関係を築くよう訴えた。

 李大統領は、10日に出された菅首相の談話が、初めて韓国国民に向けられ、「意向に反する植民地支配だった」と述べたことを評価した。また、「私はこれ(菅首相の談話)を日本の一歩進んだ努力と評価する。しかし、越えなければならない課題がまだ残っている。日韓両国は具体的実践を通じ、新しい100年を作っていかなければならない」と述べ、日本に対して具体的な行動を取るよう求めた。一方、北朝鮮に対しては、「哨戒艦攻撃事件のような挑発をこれ以上容認しない」とあらためて強調し、核を放棄するよう促した。