イスラエル首相“UNRWA解体必要” ヨーロッパの外交使節らと面会の際に認識示す
イスラエルのネタニヤフ首相は31日、ヨーロッパの外交使節らと面会した際に、国連パレスチナ難民救済事業機関(=UNRWA)の解体が必要だとの認識を示しました。
イスラエルのネタニヤフ首相は31日、エルサレムで東ヨーロッパなどの国連大使らと面会しました。面会では、イスラム組織ハマスの大規模攻撃に職員が関わっていたとされるUNRWAを厳しく批判しました。
ネタニヤフ首相「UNRWAの使命は終わるべきだと、国際社会と国連自身が理解すべき時が来たと思う」
このように述べてUNRWAの解体を求めた上で、UNRWAに代わる支援機関が必要だとの認識を示しています。
また、ネタニヤフ氏はSNSに投稿した動画の中で、ハマスとの人質解放交渉について「交渉に取り組んでいる」と述べる一方で、「いかなる犠牲を払ってでも合意を得るつもりではない」と強調しました。
ネタニヤフ氏は、ハマスを殲滅するまでガザ地区から撤退しない考えを繰り返していて、現在、話し合われている戦闘の一時休止と人質の解放をめぐる交渉が早期に合意に至るかは不透明です。