ハマスの大規模攻撃に関与疑い UNRWA職員9人の身元特定
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の職員がイスラム組織ハマスによる大規模攻撃に関与した疑いをめぐり、関与が指摘された職員12人のうち9人の身元が特定されたことが明らかになりました。
国連のグテーレス事務総長は28日、声明で、ハマスの大規模攻撃への関与が指摘されたUNRWAの職員が12人にのぼり、このうち9人の身元が特定され解雇されたと発表しました。
残る3人のうち1人は既に死亡し、2人について身元の特定を進めているとしたうえで、「テロ行為に関与した職員は、刑事訴追を含め、責任を問われることになる」と指摘しました。
疑惑を受け、アメリカやイギリス、ドイツなど欧米の9か国がUNRWAへの資金拠出の一時停止を表明しています。
グテーレス事務総長は「ガザ地区の200万人の市民はUNRWAからの援助に依存している」として、支援活動の継続に向けて各国に理解を求めました。