「ホロコースト」追悼記念日 ハマスに“一日も早い人質解放を”
イスラエルで27日、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺「ホロコースト」の犠牲者らを追悼する記念日にあわせて、イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放を求める集会が行われました。
ナチス・ドイツのアウシュビッツ強制収容所が1945年1月27日に解放されたことを受け、国連は毎年この日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めています。
イスラエル西部のテルアビブでは、この記念日にあわせて、ハマスに拘束されている人質の解放を求める集会が行われ、ホロコーストの生存者の家族らが参加しました。
生存者の家族は、去年10月7日のハマスの大規模攻撃に触れ、「我々は第二のホロコーストを経験したのだろうか。イスラエル人が何の落ち度もないのに虐殺された」とした上で、一日も早い人質の解放を訴えました。
一方、イギリス・ロンドンでは記念日にあわせて、市内の観覧車などが紫色にライトアップされるなど、世界各地でホロコーストの犠牲者を追悼するイベントが行われています。