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ハマスの大規模攻撃にUNRWA職員関与疑惑 英独など資金拠出を一時停止

2024年1月28日 12:02
ハマスの大規模攻撃にUNRWA職員関与疑惑 英独など資金拠出を一時停止

UNRWA(=国連パレスチナ難民救済事業機関)の職員が、イスラム組織ハマスによる大規模攻撃に関与した疑いがあるとして、資金拠出の一時停止を表明する国が相次いでいます。

UNRWAの職員が去年10月のハマスの大規模攻撃に関与した疑惑をめぐっては、ラザリーニ事務局長が26日、職員との契約を打ち切り、調査を始めたと明らかにしています。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は「UNRWAの職員が積極的に攻撃に参加し、車両と施設が使われたとする情報をイスラエルが提供した」と伝えました。

疑惑を受け、アメリカに続き、イギリスやドイツなど欧米の9か国が資金拠出の一時停止を表明する事態となり、UNRWA側は「人道的活動を脅かす」として撤回を求めました。

一方、イスラエルのカッツ外相は、ラザリーニ事務局長の辞任を求めた上で、「真の平和と開発に専念する組織と入れ替わるべきだ」と述べました。